「パーソナルトレーニングを始めたいけれど、どのくらいの期間続ければいいのだろう?」と悩んでいませんか?短期間で理想の体型に近づけるのか、それとも長期的に体を変えていく必要があるのか、最初の段階で明確な答えを見つけるのは難しいですね。また、続けている間にどのような変化が期待できるのかも、多くの人にとって気になるポイントではないでしょうか。
私はこれまで、さまざまなお客様の目標達成をサポートしてきました。たとえば、数ヶ月で筋力をアップさせたいという方もいれば、1年以上かけて健康的な体づくりを目指した方もいます。
この記事では、パーソナルトレーニングを「いつまで続けるべきか」という疑問に対して、期間の目安や目標設定の考え方を解説します。また、トレーニングを辞めるタイミングや、その後の運動習慣の取り入れ方についても触れていきます。パーソナルトレーニングを始める前に、ぜひご覧ください。
この記事は、次のような方におすすめです。
- パーソナルトレーニングを始める前に、継続期間の目安を知りたい方
- どのくらい続ければ満足できる結果が得られるのか悩んでいる方
- 始めた後にモチベーションを維持する方法を知りたい方
1.パーソナルトレーニングはいつまで続けるべきか

パーソナルトレーニングを始めたとき、多くの人が「どれくらい続ければ良いのか」と疑問を持ちます。継続期間は人それぞれですが、目標や体力レベルに応じた適切なプランを立てることで、パーソナルトレーニングの利点を最大限に生かすことができます。このセクションでは、継続期間の目安や続ける際の注意点について解説します。
継続期間の目安は?
パーソナルトレーニングを続ける期間は、個人の目標によって異なります。短期的な目標として体重減少や筋力アップを目指す場合は、3~6ヶ月間、集中してトレーニングするのが一般的です。一方で、健康的なライフスタイルの定着を目指す場合は、1年以上継続するお客様も多くいらっしゃいます。
また、トレーニングを続けることで、睡眠の質が改善される可能性があることが報告されています。学術研究によると、週2~3回のトレーニングを8週間以上継続すると、睡眠の深さや入眠時間の短縮といった改善が見られることがあるとされています【注1】。このように、睡眠の質改善など、生活習慣改善を目標にして継続期間を考えてみるのも、一つの手段かも知れません。
理想の継続期間はある?
前述したように、パーソナルトレーニングの継続期間は基本的にお客様の目的と、それに応じたトレーニングプランによって決まってきます。
ですが、ここではパーソナルトレーナーの立場から、継続期間について述べさせていただきます。パーソナルトレーニングを20年以上指導している私の立場から考えると、パーソナルトレーニングはずっと続けていただきたいものです。なぜでしょうか?
理由は2つあります。一つは、トレーニング方法や健康づくりの手法などが年々進歩していくからです。例えば、ダイエットや筋力アップの方法にしても、年々新しいトレーニング方法が開発されたり、今までのトレーニング方法がブラッシュアップされてきます。パーソナルトレーニングを長く続けることで、お客様の立場からしても、常に新しいトレーニング方法や健康維持の仕方などを学ぶ事が出来るメリットがあります。
もう一つは、お客様ご自身の目的や身体が変化していくことです。例えば、ダイエット目的でパーソナルトレーニングを始めたお客様が、6か月後にダイエットに成功しました。すると今度は、「体重が減って体が動きやすくなったから、マラソンを走ってみたいな。」という新たな目標が出来る事がよくあります。または、健康維持のために始めたお客様が1年経って、「海外旅行でアメリカのグランドキャニオンに登ることになったから、もっと体力をつけたいわ。」という目的に変わることがあります。このようにパーソナルトレーニングを続けていると、お客様ご自身の目的が変わることがよくあります。そしてそれに応じた新しいトレーニングプランを立てる。そのように、パーソナルトレーニングを続けていれば、ライフステージに応じた、様々な目的に応じた適切なトレーニングを受ける事が出来ます。
ただし、このように長く続けられるには、様々な目的に応じたトレーニング指導をしてくれる「オールマイティな対応力」を持ったパーソナルトレーナーを選ぶ事が大切です。
続ける上で注意すべきポイント
パーソナルトレーニングの利点は多いですが、注意すべきリスクも存在します。国民生活センターの報告では、パーソナルトレーニング中に起きた事故やトラブルが増加していることが指摘されています【注2】。
たとえば、以下のようなケースが報告されています。
- 誤ったフォームによるケガ
トレーナーの指導が不十分な場合、間違ったフォームでトレーニングを行い、筋肉や関節に負担をかけることがあります。 - 契約上のトラブル
契約内容の説明不足や、追加料金に関するトラブルが発生することもあります。
これらのリスクを避けるためには、信頼できるトレーナーを選び、契約内容を十分に確認することが大切です。
2.パーソナルトレーニングを辞めるタイミング

パーソナルトレーニングを始めた後、「辞めるタイミング」をどう判断すれば良いのか悩むことがあります。トレーニングを辞めるタイミングは人それぞれですが、目標を達成した後や新たな段階へ移行したいと考えたときに見直すことが一般的です。このセクションでは、辞めるタイミングを判断するためのポイントを解説します。
目標を達成したとき
最初に設定した目標を達成した時は、パーソナルトレーニングを辞めか考える一つのタイミングになるでしょう。たとえば、「体脂肪を10%減らす」や「フルマラソンを完走する」といった具体的なゴールに到達した場合、トレーニングの一区切りになるかも知れません。ただし、達成後も健康や体型を維持するために、新しい目標を設定し継続するかどうかを一度検討してみましょう。
自分でトレーニングを継続できる状態になったとき
パーソナルトレーニングの大きな目的のひとつは、お客様が自立してトレーニングを続けられるようになることです。正しいフォームやトレーニング方法を習得し、自分で計画を立てて実行できるようになったときは、辞める一つのタイミングになるでしょう。この段階に達したら、自主トレーニングに移行する選択肢も考えられます。
費用対効果が合わないと感じたとき
パーソナルトレーニングは確かに効果的ですが、継続には一定のコストがかかります。もしも費用対効果が見合わないと感じた場合は、辞めるタイミングを考えるのも一つの選択肢です。その際は、他のジムやトレーニング方法を検討することも選択肢の一つです。
3.パーソナルトレーニングを辞めた後の選択肢

パーソナルトレーニングを終了した後も、これまで培った習慣や知識を活かして健康的な生活を続けることが重要です。辞めた後の選択肢を明確にすることで、リバウンドや健康の停滞を防ぐことができます。このセクションでは、辞めた後に選べる具体的な選択肢について解説します。
自主トレーニングの始め方
パーソナルトレーニングで学んだフォームやメニューを活かして、自宅やジムで自主トレーニングを続けるのは効果的な方法です。具体的なステップとして、以下のようなポイントがあります。
- 自分で管理できるトレーニングスケジュールを作成する。
- パーソナルトレーニングで学んだエクササイズを中心に、習慣化しやすいメニューを選ぶ。
- 適度に進捗を記録し、目標を設定して取り組む。
例えば、厚生労働省の「健康日本21」によれば、成人が週に中強度の有酸素運動を150分以上行うことが推奨されています【注3】。健康維持に努めたい方であれば、このような基準を参考に、自分の生活リズムに合った運動習慣を身につけることが大切です。自主トレーニングに移行することで、費用を抑えつつ、継続的に体を鍛えることが可能です。
他のジムやトレーニング施設への移行
ご自身の目標やモチベーションを新たにするために、他のジムやトレーニング施設への移行を考えるのも一つの選択肢です。例えば、グループクラスを提供している施設や、より低コストで利用できるジムを選ぶことで、モチベーションを維持しやすくなります。また、プールやヨガ、ピラティスといった他の運動を取り入れることで、新たな刺激を得られることもあります。
日常生活での運動習慣の取り入れ
パーソナルトレーニングを辞めた後も、日常生活の中で運動を取り入れることは健康を維持するために欠かせません。例えば、通勤や買い物の際に歩く距離を増やす、階段を使うといったシンプルな方法で運動量を確保できます。また、自宅で手軽にできるストレッチや軽いエクササイズを毎日のルーティンに組み込むのもおすすめです。
4.パーソナルトレーニングの利点を最大化する方法

パーソナルトレーニングを受ける間、その利点を最大限に引き出すために、トレーニング中に意識すべきポイントや食事管理、モチベーション維持の工夫が大切です。このセクションでは、トレーニングをより効率的に進めるための具体的な方法を解説します。
目標を明確に設定する
自分が目指す姿や成果を具体的にイメージしましょう。小さな目標から始めることで達成感を得やすくなります。
トレーニング中に意識すべきポイント
効果的なトレーニングを実現するために、次のようなポイントを意識しましょう。
- 正しいフォームを維持する
パーソナルトレーナーから指導を受けたフォームをしっかり守ることで、怪我のリスクを抑えつつ効率的に体を鍛えることができます。 - 目的に合った負荷設定
筋力をつけたい場合は徐々に重量を増やし、持久力を高めたい場合は回数を増やしたりセット間の休息を短くしていくなどといった負荷調整が有効です。 - トレーナーに積極的に質問する
疑問があればその場で解決することが大切です。正しい知識を持つことで、自主トレーニングにも活かせます。
食事管理とトレーニングの組み合わせ
トレーニングだけでなく、食事管理も結果を大きく左右します。トレーニングの効果を高めるためには、以下の点を意識しましょう。
- たんぱく質を意識的に摂取する
筋肉の回復と成長をサポートするために、鶏胸肉、卵、大豆製品など、良質なたんぱく質を取り入れましょう。 - タイミングを考慮する
トレーニング後出来るだけ早いタイミングにたんぱく質と炭水化物を摂取することで、体の回復を促進します。 - バランスの取れた食事
極端な食事制限は避け、炭水化物・脂質も適量取り入れることで、体に必要なエネルギーを供給します。
継続モチベーションを保つコツ
モチベーションを保つための工夫も重要です。具体的には以下の方法を試してみてください。
- 小さな目標を設定する
「1週間で2回トレーニングをする」など、短期的で達成可能な目標を作ることで達成感が得られます。 - 記録をつける
トレーニングや体の変化を記録することで、自分の努力の成果を実感しやすくなります。 - ご褒美を設定する
目標を達成した際、自分へのご褒美を用意することで、楽しく継続できます。
5.リバウンドを防ぐための習慣作り

パーソナルトレーニングで得た成果を維持するためには、リバウンドを防ぐための生活習慣をしっかりと構築することが重要です。トレーニングを辞めた後も健康的な体型を保つための具体的な方法を解説します。
食事の自己管理
リバウンドを防ぐためには、トレーニング中に学んだ食事管理を継続することが必要です。
- バランスの良い食事を心がける
極端なダイエットではなく、炭水化物、たんぱく質、脂質を適量摂取することが大切です。 - 食事の内容を記録する
食事内容をアプリやノートに記録することで、摂取カロリーを把握しやすくなります。 - 定期的な見直し
時間が経つと食事内容が偏ることもあるため、定期的にメニューを見直しましょう。
簡単な自宅トレーニングの取り入れ
ジムに通う時間がない場合でも、自宅でできる簡単なトレーニングを取り入れることで運動習慣を維持できます。
- 自重トレーニング
腕立て伏せやスクワット、プランクなどの自重を利用したトレーニングは、手軽に始められます。 - 短時間でも継続する
1日10分でも良いので、定期的に続けることで体を動かす習慣が保てます。「朝行う」とか「休日は必ず行う」、「夕食後に行う」など、行う時間をスケジューリングするようにすると継続しやすいです。 - オンラインプログラムの活用
動画やアプリを活用し、自分に合ったトレーニングメニューを見つけるのも効果的です。ただし、ご自身の目的や身体特徴に合わないオンラインプログラムを実施すると良くない場合もありますので、通っているジムのトレーナーに確認しながら行うようにしましょう。
定期的なチェックポイントを設ける
定期的に自分の体や生活習慣を見直すことは、リバウンド防止に欠かせません。
- 体重や体脂肪率を測る
週に1回程度、自分の体の状態を記録することで変化を把握できます。 - 写真で記録する
体型の変化を写真で記録することで、数字ではわかりにくい微細な変化も確認できます。 - トレーナーや専門家に相談する
定期的に相談することで、適切なアドバイスを受け、モチベーションを保つことができます。
6.パーソナルトレーニングに悩んだら

パーソナルトレーニングを続ける中で、「このままでいいのだろうか?」と不安や悩みを感じることがあるかもしれません。そんな時こそ、一人で抱え込まず、専門家やトレーナーの意見を取り入れることで最適な解決策を見つけられることがあります。このセクションでは、トレーニングに関する悩みを解消するための具体的な方法を解説します。
トレーナーに相談して方向性を決める
パーソナルトレーニングの強みは、トレーナーと直接相談しながら進められる点です。疑問や不安がある場合は、遠慮せずに相談しましょう。
- 目標の再設定
現在のプログラムが合わないと感じた場合、新しい目標をトレーナーと一緒に設定し直すことが大切です。 - プログラムの見直し
トレーニングセッションの時間が長い、または短いと感じたり、内容がきつすぎるなどと感じる時には、時間や内容、頻度を調整することで、体に合った無理のないプランに変更できます。 - 現状のフィードバック
自分の取り組みについてトレーナーから具体的なアドバイスをもらうことで、次のステップが明確になります。
他のジムやトレーナーへの変更を検討
現在の環境が自分に合わないと感じた場合、他のジムやトレーナーに変更する選択肢もあります。
- 設備やプログラムの違いを調べる
ジムごとに設備やトレーニング内容が異なるため、自分の目的に合ったジムを選びましょう。 - トレーナーの相性を重視する
トレーナーとの信頼関係はトレーニングの効果に直結します。自分に合ったトレーナーを探してみるのも一つの方法です。 - 体験プログラムを活用する
他のジムやトレーナーの体験セッションに参加して、雰囲気や指導スタイルを確認してみると良いでしょう。
まとめ
パーソナルトレーニングは、短期間で目標を達成するために最適な手段ですが、その継続期間や終了のタイミングは個々の目標やライフスタイルに合わせて調整する必要があります。本記事では、トレーニング期間の目安、辞めるタイミング、終了後の選択肢について詳しく解説しました。
パーソナルトレーニングを始めることは少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、最初の一歩を踏み出せば、意外と簡単に習慣化できるものです。特に短期的な成果だけでなく、長期的な健康維持を目指すなら、トレーニング中に学んだ知識や習慣を日常生活に活かすことが重要です。
- 適切な期間とプランをトレーナーに相談する
トレーナーと共に計画を立てることで、無理なく自分に合ったペースで進められます。 - 終了後も継続できる運動習慣を取り入れる
日常生活に運動を組み込み、無理なく続けられる方法を模索しましょう。たとえば、自宅トレーニングや通勤時のウォーキングなど、手軽な方法を取り入れるのがおすすめです。
当ブログでは、パーソナルトレーニング以外にも、リバウンド防止のコツや自主トレーニングの始め方、食事管理のポイントなど、多くの有益な記事を掲載しています。健康的なライフスタイルを目指す方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてください!
出典リスト
【注1】三井悠輔, 三谷諒. パーソナルトレーニングが睡眠の質に及ぼす影響. 日本トレーニング指導学会大会プログラム・抄録集, 2024.
URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/cpjssct/2024/0/2024_20/_article/-char/ja/(閲覧日: 2025年1月20日)
【注2】国民生活センター. 「パーソナル筋力トレーニング」でのけがや体調不良に注意!. 2022. URL:https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20220421_1.html(閲覧日: 2025年1月20日)
【注3】厚生労働省. 健康日本21(第二次). URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kenkounippon21.html(閲覧日: 2025年1月20日)